架空COLUMN二スト 2月初回

自己紹介は一人では出来ない。自己は自己で完結していても紹介は受けの存在があって成立する。さらに言うと一方通行で完結するものではなく、紹介を受けたものが返しとして自己紹介を行うことがなんとなく必要になる。こちらが「はじめまして〇〇と申します」と伝えた相手が「〇〇さんですね。わかりました」で終わることは対等な関係(ましては初対面で互いの上下が確定してしまう状態は不誠実〕では平等ではないのではないか。名前を教えるということは相手に信頼を払っていると言える。この世に名前を知らない人が大量に存在するなかで、名前を知らせるということはある種「選ばれし関係」なのかもしれない。
自分の中でルールを決めてそれを守り通すのは難しい。怒る人も急かす人もいないなか、自分の怠惰と屁理屈と対峙しなければならず、25年間選択判断のリーダーシップを持っていたこの不動の二巨塔に挑むチャレンジは現実世界にはなにも動いていないが、大きな畝りである。
これからは隔週ごとに自我の吐露を表すための連載を受けているという架空の世界を作り締切までに原稿を上げていく。
文字数に制限はない。それは架空世界の構築が現段階で未熟な状態であるためであり、今後世界設定を詳細に作っていければと考えている。
内容はフリーだ。イメージはTVブロス岡村ちゃんみたいになりたい。